綿(コットン)と羊毛(ウール)について
マテリアルには、それぞれの特性や用途があります。
今回ご紹介させてのは、綿(コットン)と羊毛(ウール)について。
使ったことがない方はいない程、当然のように
身の回りで使われている素材かと思います。
まずは 【綿 / コットン】
一般的には、綿(コットン)はアオイ科ワタ属の植物です。
この植物から取れる"ワタ"が綿/コットンとなります。
生産地は、さまざまで中国やインドをはじめアメリカやパキスタンなど
各国で生産されています。
生産国によっても、土地柄や気候、技術などによって
それぞれに独特な風合いになります。
余談ですが、コットンには世界三大綿花として有名なモノもあります。
・アメリカのアリゾナ州などで栽培されるスーピマ綿
・エジプトのギザ地方のギザ綿
・中国・新疆ウイグル自治区の新疆綿(しんきょうめん)
品質や希少性の高さから認定されており、こちらも様々な用途で使用されています。
話を戻しまして、綿/コットンの特徴について。
■吸水性,吸湿性に優れている
■肌触りが良く滑らかな風合い
■保温力と通気性を兼ね備えている
綿の構造上、中心部分に空洞があり
汗や水分をよく吸収し発散する性質を持ちます。
そのおかげで、蒸れにくく常時サラサラとした質感を保ってくれます。
吸水性のメリットがある反面で、水分を吸収する事で
膨張してしまい縮みにつながってしまったり、乾きにくい、シワになりやすいという特徴もあるので扱いには注意が必要ですね。
続いて、【羊毛 / ウール】
その名の通り、羊の毛のです。
一般的な用途としては、
セーターやスーツ、ストールなどの編物のほかに、
ブランケットやラグなどの敷物などにも使われています。
また、セカイクラスでは、ヴィンテージのブランケットをご用意しておりますので
ご紹介させて頂きます。
こちらは、1950年頃のドイツ軍の大判ブランケットです。
こちらの素材は100%ウール素材で、厚手な素材感なので保温性の高さはこれからの寒い時期には重宝しますね。
今回は、車内トランクの敷物として使ってみました。
普段使いの敷物としてはもちろん、キャンプや外遊びの際にはそのまま引っ張りだして外用ラグ、ブランケットなど幅広いシーンでお使い頂けます。
ウール素材の特徴
■熱伝導率が低いので、冬は暖かく、夏は涼しい
(空気中の湿気を吸収し水分が蒸発する際、気化熱を奪うため夏は涼しく感じる)
■吸湿性に優れる
■染色性が良く、色落ちしにくい
■弾性が高く型くずれしにくい、しわになりにくい
また、ウールには天然の防臭効果があるとも言われているので
毛布やラグなどの頻繁に洗濯する事ができないモノに関しては
ありがたいです。
ブランケットやラグにウールを使用する理由として、
保温性があり型崩れしにくいため多く使用されています。
冬のイメージが強いウールですが、サマーウールという言葉もある通り
夏にも使用されるのも特徴の一つです。
湿気の調整に優れており、通常のウールより細く撚って織られているので、通気性にも優れシャリ感のあるさらっとした肌触りになります。
それぞれにメリット,デメリットがありますが
現在では混紡という技術があり、
メリットを生かし、特性を両立させた素材を作るために開発されています。
キャンプシーンでは、タープなどにも使われています。
コットンとポリエステルを混紡する事で耐久性や耐水、耐汚性能がグンと上がります。
このように、それぞれの特性を知ると
その素材に適した用途で素材を使用しているのが分かります。
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